大森 海苔のふるさと館で、「企画展「船大工の仕事 -切る・削る・組む-」 と題した企画展が開催中です。

大森 海苔のふるさと館は、ふるさとの浜辺公園に隣接する形で、平成20年4月に開館し、 平成30年4月に開館10周年を迎えました。ふるさと館では、海苔養殖用具の保存・展示や海苔に関する体験イベントを通じて、江戸時代から昭和38年春までの約300年にわたって行われた海苔養殖の歴史・文化の継承活動や、海苔やふるさとの浜辺公園に関する情報発信を行っています。

かつて大森地区には7軒の造船所があり、漁場への移動や収穫用の海苔の船を数多く造船していました。木造船は、木材を切り出し、適した形に削ったり釘穴を開けたりし、組み上げるという工程を経て行われますが、その工程では、船大工による様々な工夫が見られます。 大田区では1996(平成8)年5月から7月にかけて、大森地区の造船所2か所に依頼し、中ベカとベカブネを造船しました。

本企画展では、ベカブネの製作を担った平野造船で使用された船大工道具や、復元作業を撮影 した写真パネルが展示されています。展示を通じて、かつての海苔養殖を支えていた船大工の造船技術について、理解を深めるのはいかがでしょうか?

ぜひお足運びください!

企画展「船大工の仕事 -切る・削る・組む-」

■開催期間

2019年4月16日(火)~7月15日(月・祝)

■開催時間

午前 9 時~午後 5 時(6 月・7 月は午後 7 時まで)

■休館日

第3月曜日(祝日の場合は翌日)

■会場

大森 海苔のふるさと館2階企画展コーナー

■観覧料

無料

■展示資料

平野造船寄贈の船大工道具51点
平成8年の平野造船によるベカ船造船の様子を記録した写真パネル16点

■大森海苔のふるさと館までのアクセス

・京急「平和島」駅から徒歩約15分(駅に地図があります)
・JR「大森駅」から平和島循環バスで「平和島五丁目」下車徒歩約3分
(バスの運行数が少ないのでご注意ください)
・東京モノレール「流通センター」駅から徒歩約15分
・お車でお越しの場合は、「大森ふるさとの浜辺公園」駐車場をご利用ください。

■問合せ先

大森海苔のふるさと館
〒143-0005 東京都大田区平和の森公園2番2号
電話:03-5471-0333 FAX:03-5471-0347