「大森海苔のふるさと館」(東京都大田区)で企画展「海苔漁師の仕事着展」が開催されている。

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大田区大森では、江戸時代からおよそ300年間にわたって海苔漁業のまちだった。遠浅で波静かな大森の海は海苔の養殖に適し、海には、見渡す限り“ひび”が立ち並び、その枝に育つ海苔をつかみ取っていた。海苔の収穫時期は、11月~3月。冬の寒さの厳しい時期に、冷たい海へ出て、海苔を収穫する作業は寒さとの戦いだったという。

今回の企画展では、冬の作業着&防寒着として着用した「ボータ」や、作業しやすいように袖口を狭く仕立てた「コテッポ」などが展示されている。どれも約50年前に実際に着用されていた男性の仕事着で、冬場の厳しさに思いをはせるとともに、海苔漁師の粋さも感じられる。

海苔漁業を今に伝える貴重な展示、是非お見逃しなく!

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企画展
「海苔漁師の仕事着展」
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期 間:7月17日(祝・月)まで
時 間:午前9時~午後5時(6月、7月は午後7時まで開館)
場 所:大森海苔のふるさと館 2階企画展コーナー
観覧料:無料

<大森海苔のふるさと館までのアクセス>
・京急「平和島」駅から約徒歩15分(駅に地図があります)
・JR「大森駅」から平和島循環バスで「平和島五丁目」下車徒歩約3分
(バスの運行数が少ないのでご注意ください)
・東京モノレール「流通センター」駅から徒歩約15分
・お車でお越しの場合は、「大森ふるさとの浜辺公園」駐車場をご利用ください。

<問合せ先>
大森海苔のふるさと館
〒143-0005 東京都大田区平和の森公園2番2号
電話:03-5471-0333 FAX:03-5471-0347