2019(令和元)年7月の誕生以降、勢いに乗る「大森山王ビール」。2020(令和2)年8月8日(土)、旧「カドヤ食品」駐輪場跡に、大森山王ビール専門店「Hi-Time」がいよいよグランドオープンします。

■大森発のクラフトビール「大森山王ビール」

大森山王ビール「NAOMI」「GEORGE」
2020(令和2)年にリリースされた新作「KAORU」
 かつては文豪であったり、政治家であったり、外国人であったり、文化度が高く、ハイカラなまちであった大森。「そんな大森の魅力を再発見して、表現したい。ゴクッと味で伝えたい」と、MobilExSchool合同会社が開発した大森発のクラフトビール「大森山王ビール」。2019(令和元)年7月、大森山王ビール「NAOMI」と「GEORGE」が誕生しました。
 大森山王ビール「NAOMI」「GEORGE」の名は、100年前に描かれた大森が舞台となった谷崎潤一郎の「痴人の愛」から拝借。「Naomi」は、カフェの店員だったナオミにちなんで、世界でも珍しいコーヒーチェリーを使用した、重めのビール。「George」は、ジョージが抱く恋心にちなんで、愛媛県中島産の伊予柑をふんだんに使用し、少し甘酸っぱいビールとなっています。
 2020(令和2)年、「NAOMI」「GEORGE」に続いて、「KAORU」が誕生。日本初の鉄道敷設に尽力し、別荘地を山王小学校に提供した『井上馨』から拝借した『KAORU』は、海の香りから「塩」、「塩」を引き立てる「お米」。ミルキーで優しいけど少し強くて甘い、新しいけど何処か懐かしい味です。

■仕事が「休みの日」に集うサンデーカンパニー

MobilExSchool合同会社代表・町田佳路さんにご登壇いただいた「まちカフェ夜学」
 順調な滑り出しをした「大森山王ビール」だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により大打撃を受けた。出店を予定していたイベントが軒並み中止に。売り上げも当初の目標の20%ほどしか達成できなかったといいます。そんな苦境の中でスタートした「サンデーカンパニー」プロジェクト。日曜日という休みの日に集まって、会社のあらゆることを決めていくというもの。大手企業などで働く人から、個人でお店や会社を経営されている方など、30〜50代と幅広い世代のメンバーが集まって、今年1年間の目標を作っていきました。
 このサンデーカンパニーでの議論が、大森山王ビール専門店「Hi-Time」のコンセプトにもなっていきました。

■いよいよ大森山王ビール専門店「Hi-Time」がオープン

旧「カドヤ食品」駐輪場跡地にオープンした「Hi-Time」
 
 そして、2020(令和2)年8月8日(土)、旧「カドヤ食品」駐輪場跡地に、大森山王ビール専門店「Hi-Time」がオープンします。大森山王ブルワリーのビールを中心に試し飲み&持ち帰りができるお店で、試し飲みスペースでは、大森山王ビール他、各地から集めた色々なビールを楽しめるのはもちろん、ビールや大森の知識も持ち帰ることができるような仕掛けを用意。そして生ビールが持ち帰れる「グラウラー」も販売されるとのこと。
 店名の「Hi-Time」の「Hi」は
 Hi=町の人と挨拶ができる場であり
 high=高貴な場であり
 it is high time=今を大事にする場
から、名付けられたとのこと。「ビール」を媒介としながら、まちに関わっている人たちやこれから関わりたいと思っている人たちが気軽に集える場が、いよいよ大森山王に誕生します。
 いかがでしたか?大森山王ビール専門店「Hi-Time」にぜひお足運びください!

大森山王ビール専門店「Hi-Time」

■場所

 大田区山王3-1-2

■営業時間

 土・祝日 12:00〜19:00
 水・木・金 15:00〜20:00

■メニュー

 テストカップ(100ml)      200円
 プラスチックカップ(300ml)  500円
 スペシャルグラス(330ml)   700円
 グラウラー(946ml)    1,450円