2022年10月24日(月)、(一社)大田観光協会が企画した大田区の6つの島をめぐるモニターツアーに参加してきました。このツアーのテーマは、大田区の特徴の一つである「人工島」を探検すること。普段見ることができない場所をはとバスで巡り、知られざる大田区の魅力に出合うことができました。

①令和島

JR蒲田駅東口前からはとバスに乗り込み、最初の目的地である令和島へ。令和島とは、令和2年6月に中央防波堤埋立地の大田区に編入した区域の住所の町名です。一行は、中央防波堤外側コンテナふ頭にて、普段一般公開されていない貴重な光景を見ることができました。

②城南島

令和時を後にして、バスは城南島に向かいます。城南島は羽田空港が近く、空を飛ぶ飛行機を間近に楽しむことができます。飛行機好きの方が写真撮影のために集まることでも知られていますね。

③平和島

城南島は大森ふるさとの浜辺公園(=通称ふる浜)で皆さん馴染みがあるのではないでしょうか。昔はこの辺り一体で海苔の養殖がさかんでしたが、昭和38年を最後に幕を閉じたそうです。大森海苔のふるさと館では、スタッフの方から大田区の海苔の歴史について詳しく教えていただきました。
そして、座学の後は待ちに待ったお昼ご飯!
人気のロケ弁当として有名な鳥久のお弁当です。まだほんのりとあたたかいお弁当、いつどこで食べてもやっぱりおいしいですね。

④京浜島

京浜島では普段一般公開をしていない大田清掃工場を見学しました。大田区には多摩川清掃工場と大田清掃工場の2つがあります。清掃工場は東京都に21箇所あり、清掃工場のない区もあるのだとか。
こちらでは、参加者からどよめきの声が上がるほどダイナミックな光景を目の当たりにしました。そして、大量のゴミ集積所を見たからこそ、ゴミを出さない工夫についても考えさせられるひとときとなりました。

⑤昭和島

京浜島で大田清掃工場見学を堪能した後は、昭和島にある東京モノレール車両基地へ。以前はモノレール祭りで一般公開されていましたが、ここ数年はコロナ禍の影響で残念ながら中止になっています。
整備工場内では、モノレールの構造や、普段いかに安全に配慮して作業をしているかという話を聞きました。また、フランスの俳優のアラン・ドロン氏が昭和39年に訪れたときに植えたというキョウチクトウも特別に見せていただき、和やかな時間に包まれました。

⑥羽田空港島

最後に訪れたのは、羽田イノベーションシティにある「ハネダピオ」。大田区が誇る最先端の技術に触れることができます。訪れたときには宇宙をテーマにした展示になっていて、ガイドの方のお話に一同が熱心に耳を傾けました。
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はとバスで快適な6つの島を巡る旅は心が躍る贅沢な旅時間。小学校3年生の息子は「あと3回は行きたい!!」と大喜びで、親子で貴重な体験をすることができました。
最後は羽田イノベーションシティで空港夜景を眺めながら足湯を。そして、折角なのでと東京モノレールを使って遠回りをして帰路につきました。
文章・写真:大曽根桃子