来年4月16日(日)まで、大森 海苔のふるさと館(大田区平和の森公園2-2)で、企画展「海苔養殖の一年と冬の一日」 が開催中です。今回の企画展では、当時の海苔養殖の作業に関する写真を展示。1年間の作業の流れとともに、冬の収穫期の1日の作業も解説されています。
 海苔養殖業のシーズン最初の仕事は、夏に陸での道具作りから始まりました。秋には漁場の場割りや種付けなど海での準備を行い、冬の海苔の収穫の時期を迎えました。
 収穫期の作業は、海苔採りから始まり、翌日は早朝から海苔付けをおこなって、完成した乾海苔の入札をするという2日がかりの作業でした。そして、春になると漁場の片づけをして1年に渡る作業が終わります。
 江戸時代中期に始まって1963(昭和38)年春まで行われた大田区の海苔養殖。この展示を通して、海苔養殖の歴史や技術に触れてみるのはいかがでしょうか?ぜひご覧ください。

■開催期間

 2022(令和4)年11月22日(火)~2023(令和5)年4月16日(日)

■開催時間

 午前9時~午後5時

■休館日

 第3月曜日(第3月曜日が祝日の場合は翌日休館),
 年末年始(12月29日から1月3日まで)

■会 場

 大森 海苔のふるさと館2階企画展コーナー

■観覧料

 無料

■展示資料

 写真30点
 ※常設展示室には、国指定の重要有形民俗文化財も展示。